手関節エコーを簡単に。
自分的にルーチンで実施するのは手背側のみ。
正中→橈側→尺側→横断像(第Ⅳ/Ⅵ区画中心)が基本。
肩↓
患者の姿勢
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座位でも臥位でもできるが、重要なことは「前腕と手背が一直線になる」=「手首が真っ直ぐ」であること。曲がっていると正確な描写が困難
描写のポイントは
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ランドマークの骨を出す
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縦断像の場合、その上に腱を出す ということ。
1.手関節背側正面
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橈骨→月状骨→有頭骨を一直線に出し、その上に伸筋腱が乗るように出す
エコー画像
2.橈側
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ランドマークはリスター結節(橈骨の飛び出ている部分)
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橈骨(リスター結節)と舟状骨を一直線に出し、その上に伸筋腱(第Ⅱ区画)を出す
3.尺側
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ランドマークは尺骨頭
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尺骨遠位端(→月状骨)→三角骨を一直線に出し、上に伸筋腱第6区画を出す
4.横断像
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正中部分を短軸で見る
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第Ⅳ/Ⅵ区画は比較的所見が多いとされており、見るに値する。
詳細に関しては以下の本参照を。